【私たちのこと】工作技術課:技量UPのために

今回は工作技術課の仕事について、工作技術課の荻野課長と村上さんにお話を伺いました。


工作技術課  荻野(左)、村上(右)

<工作技術課について教えて下さい>
工作技術課は製造部の13名で構成され、主に機械加工における改善活動を行なっています。
不良が発生してしまった製品の対策や、不良を未然に防ぐための予防策、また加工時間の短縮のための加工改善に取り組んでいます。それらの改善活動の成果を、毎月社内で発表しています。昨年度は一年間で14件の改善に取り組み、コストダウンや品質向上に大きな成果が出ています。(荻野)

<今取組んでいるテーマはなんですか?>
加工精度を上げることに力を入れて取り組んでいます。
新しく導入した機械を使ってどこまで精度が出せるかということに、さまざまな形状の試作を行なったり、複数の加工方法を試してどれだけ値が変わるかテストをしたりして挑戦しています。
上手くいった加工方法や条件を実際の製品製作に活かしていけるよう、継続していきたいと思います。(村上)

<6月にあった機械要素技術展2018にも参加していましたが、行ってみてどうでしたか?>
展示会場を回って、機械加工の展示ブースでは主に切削方法について参考となるよう、お話を聞いてきました。中には当社が苦手とする分野の展示品もあり、大変勉強になりました。また、使ってみたいと思う新しい工具も見学することができました。外の新しい技術を知るということも、技術を上げるためにはとても大切なことです。(村上)

<今後の目標はありますか?>
若手社員の技量アップです!!
工作技術課の多くは20代の若手社員です。週1回の会議では若い社員が中心となり、互いの活動内容についてを話し合っています。若手社員が展示会へ行き、刃物などの新しい工具を見つけてくることもあります。実際に新しい工具をテストして使えるかどうかを試したり、刃物メーカーを呼んで話を伺い、その結果を毎月の会議で発表しています。新しい工具や技術が時代と共にどんどん変わってきているので、若手が積極的に活動し、吸収し発信していって欲しいと思っています。
また、若手社員と先輩社員がペアを組んで1つの加工改善に取り組み、自分たちで考えて案を出すことで技量の向上も目指しています。時には失敗もありますが、自発的な社員になってもらうことが狙いです。
お客様のニーズを満たすことが出来るものづくりをするため、全体の技術をさらに上げていく取り組みを今後も行なっていきたいと思います。(荻野)